著者紹介のページ




(ちょっと見づらいですね。と、知っていながら確信犯)





     私、隈は、01年6月付で、インターネット万能書店から「変革の機制−行為論的社会学基礎論」を公刊しました。
 ここの出版形式は、当時は、大変安く、理念を一人で背負った、みたいな社員、大塚正志様が運営され、全国津々浦々の読者までカバーできる素晴らしいものだったのですが、欠点として読者の方がどれだけいるのか、読者の方が何を考えているのかどうもわかりませんでした。
 とくにこの「変革の機制」は、私が当初一般自費出版を覚悟していたため、予算の範囲内でできるだけ多くの情報を盛り込むという方針で書かれています。このため、思いきり舌足らずで、読者の方にはあれやこれや文章上の意味を取るのに苦労されているのではないか、と危惧されました。そこで、インターネット上で、読者の方が不明に思う点、文句を言いたい点、その他について補足していきたい、と思いこのページを作成しました。

 その後、著作も増え、WEBページでは立ち読みもできないので、3年5月から本の紹介などに手を入れ、また、本にする手前の論題なども加えながら本日にいたっております。


  隈 栄二郎の紹介

              「変革の機制−行為論的社会学基礎論」
              「〈自由〉を探した靴」(「変革の機制」のエッセンスの小説版) 
              「光の国のダンサー」(イデオロギーの基礎理論の小説版)
              「光と影とネズミの王様」(社会関係の基礎理論の小説版)
              
風とベイシティ・キャット」(いわゆる「知識社会学」の基礎理論の小説版)
              
パリの爆薬(国家と変革の基礎理論の小説版)
             
 「行為の集成」(上記著作のエッセンスを詰めた理論書)
              
歴史としての支配」(上記著作を基礎とした具体的歴史への応用理論の著)
              
「上部構造 」の社会学」(下部構造と人間の意志との関係を明示する理論書)
              「
資本主義と支配システム」(下部構造とその全世界的展開を明示する理論書)
              「
解放行動の原理」(具体的世界の人間を抑圧から解放する一般理論の書)
               の著者

   性 別:
   誕生星:
   血液型:
   性 格:
   男
   射手座
   AB型
   射手座のAB型

東京目黒区に生まれ、北部川崎に在住。
社会学(産業社会学・社会運動論)専攻。


 現在の専門領域は社会学基礎理論(行為論・運動論・イデオロギー論・社会関係論)。余技にマルクス・エンゲルス理論を手がける。
 社会学は、法則的な因果連関を提示する科学でなければならない、が持論。
 さらに、一般の人に読めなければ自分にとっての意味がない、が執筆方針。
 今は、著者の基礎理論に基づき、なぜアナーキズムがマルクス主義より優位なのかを明らかにした 「解放行動の原理 −主意主義的変革主体論の理路」が刊行されたところ。、、、え? またそういうことをいう? 前回本もここの紹介だけそう書いてた? そりゃどこかでほんとのことを言わないとね。

【重要なお知らせ】

 デジタルパブリッシングサービスが、2022年8月31日をもって自費出版部門を経営上停止したことにより、上記著作のうち、前記6冊、つまり小説形式の6冊と、「行為の集成」が、新刊として入手できなくなりました。
 なので、上記の諸本は絶版です。
 「残念だ、欲しかった」という奇特な方には筆者の手持ちをお分けしますので、メールください。


だんだん本が増えてきてしまったので、ちょっと読書ガイドを。
 

 初めて隈理論に接する研究者には、断然 「行為の集成」 をお奨めします。まとまっているので読みやすい。

 初めて隈理論に接する普通の人は、 
「〈自由〉を探した靴」 がお奨めです。扱う範囲は限られていますが、なんといってもふつうに読みやすいと思われます。(ただし、こちらは(こちら以下も)書店注文ができないので、インターネット上の「万能書店」にて、お求めください)

 その他の本は、それぞれに愛着があるのですが、理論と物語が無理やり混在させられているところがありますので、隈に慣れてからがよさそうです。
 ちなみに
 「〈自由〉を探した靴」から「パリの爆薬」までは初期作品で、面白さ優先です。
 「行為の集成」から「資本主義と支配システム」までが理論専門書で、面白くはないけれど、まとまってるという意味で読みやすいかも。

 で、今回発売が
「解放行動の原理」。これは隈理論の本体ではありませんが、こういう結論も出ますよ、という発展形。なんといっても新刊本なのでいれとかないと。


    
なお、その他、入手が難しい図書に関しましては、隈までメールください。ご事情に即してお送りいたします。メールアドレスは隈へのお問合せへ。



今回配本

 お待たせしました、今回配本欄の変更です、もう販売されましたよ。部数限定発売ですのでお早めにどうぞ。

 
「解放行動の原理」

 
                 ー主意主義的変革主体論の理路


 ここに明らかにされるのは、抑圧の機構であり、従って抑圧からの脱出の手段である。それは決して全体社会の機構の解明と同じことではない。全体社会についてはすでに筆者によって解明済みであるが、その下位の、具体的人間が生きる場における機構の解明が、今回の第1のテーマであり、その具体的社会関係内の人間の行動が抑圧をどう解消させてゆくか、という過程の提示が、第2のテーマである。
 これらによって、読者は、具体的集団内での人間の行動の意味を知るであろう。
 とはいえ、抑圧からの解放行動自体は、戦いであり、終わりのない過程である。しかし、解放を述べる者は、解放の結実を語らなければならない。すなわち、人間の共生である。
 人は抑圧者のいない空間のなかで、人の仲間と生きることができる。人はそれぞれに踏み越えられない違いを持つ。そして、その違いを抱えた共生の現実化こそが人が人間であるということであり、読者は本書の到達地点において、その現実的意味を知るであろう。
  
 
 というわけで、最後だから、最後は祝福で終わりたいという希望がありました。曲がりなりにも祝福で終わったことは、滝沢克己(さん)のおかげです。

 私にとってもう闘いの季節は終わった、完全無欠の勝利だ。あとは鴎の翼のような白い帆のヨットに乗って濃藍の海原の水平線の向こうへゆくこと、それは召命を終えた人間につかわされた、次の、あるいは最後の召命なのだ、と、フランスの大物語作家は綴った。



 しかし、書き換えで前の本のキャプションやらなんやらが消えちまうのも惜しい気がします。
 まあ人生そんなもん。
 なお、20年経ったときに、誰かが「歴史としての支配」を「行為の反逆」として、「上部過程論」は「行為の戯れ」として、出版し直してくれるとうれしいものです。


 次回論究

 「反国家の政治経済学」 

       ー体制内視点の学的論理を突破するために

 「資本論」といいマルクス(主義)経済学といい、人々が反体制の拠点と崇めてきたものは、結局、自分たちの体制内での賞賛確保の努力でしかない。われわれはこうした意図せざるボルシェビキたちの経済理論の根底的な誤謬を乗り越え、アナーキズム政治経済学の大綱を、ここに著す。

 (ま、この惹句(じゃっく)は、結局、表に出ませんが、あと1年くらい特別にお見せしましょう。景気づけですね)

    (執筆グチブログ)
 
 
 今日は3月だけど、4月に入ると気持ちが忙しいから。
 と、以前なら書けたところ、もう気持ちと頭脳が一致してて、頭も忙しいんだよね。

 白内障手術、両目、成功するかな。
 失敗しても現状と大きな違いはないのだよね。でも成功すると、相当劇的に変わるような。

 なんたって、次回本の行方はその成否にかかっているというわけ。
 今じゃ諸原稿を1冊にまとめられないからね。
 なに、できなくたっていいのさ。どうせ買う奴とていないからね。



 さて、やはりこちらの方が「純粋理性批判」の位置=グランドマスターピースでしょう。以下は、結局出版社怠慢により陽の目をみないで終わった「行為の集成」のキャプションです。


 ”本書は、人間の行為がいかに社会を形作っていくか、という観点から、社会の行為への規定性を解明し、逆に行為による社会の規定性の変更過程を解明したものです。
 行為論といっても、行為者が働き生きる日常をトータルに把握するための因果連関の学としての社会学は、シンボリック相互作用論や現象学派のような、小さく区切られる社会的交渉の場での因果連関ではなく、全体社会という社会システムの中での因果連関を扱わなければなりません。
 本書は、個人行為が全体社会のメカニズムとなる一方、諸行為が全体社会を変更していく過程を明らかにし、それにより、私たちが行為者として社会事象に相対したときに、全体社会を変更することをめざす行為の創意、選択を可能とさせる理論提示です。

 このページの一番下、 【本の紹介】 リンク先に、もう少し詳しく載ってますので、どうぞ。


  なお、下は今は母屋のようにも見えるブログのリンクです。でもこっち(HP)が母屋。
  ブログはお客さんのためになることを書いてあります。こっちはただのダラダラ愚痴ですが。
 それだけに、わたくしにはこちらが母屋。
  隈のブログ★★




               

  なお、ここには英語用ホームページへのリンクがありましたが、ブラウザ変更を機に、削除されました。思えばこれも15年近く存在したはず。これも人生ですね (2016年11月26日記)




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 ときどき作成者様が更新されると、安心いたします。






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